高齢出産を男性側から見ると・・・

◆ 高齢出産を男性の側から見ると・・・

 

高齢出産というと、どうしても女性の側からだけ見てしまいますが、男性の側から見ると、どんなことが見えてくるでしょう。

 

もちろん、出産するのは女性ですが、女性が高齢出産する原因の一つに、男性の精子の損傷もあるようなのです。つまり、女性の卵子も加齢にともなってダメージを受け、その結果、受精しにくくなったり、受精した後も、様々なトラブルを発生させることが知られていますが、このことは男性の精子にもいえるようです。

 

毛髪を例に取れば、毛髪の質は年齢と共に劣化していきますが、男性も、加齢によってホルモン系の老化が始まり、生きのいい良質な精子を作り出す能力が衰えていくのです。これが、子どもを出来にくくし、結果として、女性が高齢出産することになる、といったケースもあるでしょう。

 

つまり、不妊に悩む夫婦の場合、その原因が、必ずしも妻の側にだけあるのではないように、女性の高齢出産が増加している原因の一つに、男性側の要因も考えられる、ということです。たとえ女性が若くても、男性が高齢なために子どもが出来にくく、出来たときにはすでに女性は高齢になっていた、というケースもあるのではないでしょうか。

 

ただし、女性と男性をまったく同様に見なすのには、やはり無理がありそうです。というのも、そもそも女性の場合、卵子はその都度常に新しく作り出されるのではなく、すでに胎児の頃から体のなかにあった原始卵胞から卵子は出てくるのです。それに対して、男性の精子は、その都度作り出されます。加齢によって男性の精子にもダメージは出るでしょうが、卵子のダメージとまったく同様には考えられないのでは。

 

それと、男性の場合、70歳になって子どもが出来たことが報告されています。むろん、産んだのは女性ですが、70歳の精子でも受精した事実は、驚きです。いえ、それをいうなら、女性にもビックリするような記録があったような気もしますが。